ヤマキ酒店 ほっこり湯
やまきさけてん ほっこりゆ
滋賀県栗東市

…田楽発祥の地で田楽と酒と足湯を

JRびわ湖線草津駅東口からまっすぐ南東方向へ歩き、国道1号を越えて県道116号に入ります。幅員も広くない生活道路のように見える道なのに県道指定されているのは、この道が旧東海道だから。ありし日はこの道を数多の旅人が行き交っていたのです。
東海道新幹線の高架をくぐり、しばらく進むと道は三叉路で左にカーブします。そこに建つ瓦屋根の建物が、お目当てのスポット「ヤマキ酒店 ほっこり湯」です。
この地は草津宿と石部宿の中間に位置し、間の宿(あいのしゅく)として旅人の憩いの場だった場所。ここで客に出された田楽が評判を呼び全国に広まったことから、目川田楽が田楽発祥だとする説もあるほどです。
大正時代以降、田楽を提供する店は目川からなくなってしまいましたが、代々伝わるレシピを目川田楽保存会が再現。「ヤマキ酒店 ほっこり湯」に隣接する「田楽茶屋 ほっこり庵」で、いただくことができます。(※目川田楽定食・税込700円。1週間前までに2名以上で予約要。077-554-0639)
田楽でお腹が膨れたら隣へ移動して、足湯でほっこりしましょう。この足湯、なぜか酒屋さんが設置しています。2軒隣には酒屋の店舗があるので、こちらにも立ち寄ってみては。
店舗では松尾芭蕉が元禄4年(1691年)に目川に立ち寄った際に呑んで一句詠んだと伝わる銘酒「菊の水」を今に復活させ、土山の安井酒造で醸造したものを入手することができます。
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住所 | 滋賀県栗東市岡349 |
TEL | 077-552-1886 |
営業 | 店舗:10時~20時、 足湯:11時~15時(※事前要予約) |
休み | 火曜 |
料金 | 大人300円、子供150円 |
P | 有 |
交通 | JRびわ湖線草津駅東口 徒歩約30分 |
特記 |
画像引用:ヤマキ酒店