洞窟と一緒に訪ねてみよう
三段壁足湯

数多くの観光スポットが点在する南紀白浜にあって、必訪ポイントとしていつもその名が挙がる三段壁。これは約1,600万年前に海底で堆積した砂岩の地層が隆起して、その大地盤が長い年月をかけてできた断層の割れ目から崩落してできた巨大な壁です。海原に聳える絶壁の上からは、太平洋の遥かなパノラマを眺望できます。

押し寄せる波浪によって絶壁には侵食が起き、いつしか崖には洞窟までできてしまいました。エレベーターで下りて見学するという特異なスタイルの三段壁洞窟では、洞内で迫力の波しぶきを見ることができます。

洞窟見学が終わったら、受付の建物のすぐ裏にまわりましょう。目の前すぐに広がる大海原とお目当ての足湯があります。
足湯はゆるやかな弧を描く形で、一度に10人ほどが利用できます。屋根がけはされていないので、雨天時は利用不可。微弱に黄色く色づいた透明な湯の源泉は54度ありますが、湯舟に注がれたころには40度くらいの温度に。日によってはぬるめに感じるかもしれません。
冬場は太平洋に沈む夕陽を眺めながらの足湯が愉しめますよ。