足摺岬観光するなら必訪
万次郎足湯

北緯32度43分24秒、東経133度1分12秒。四国最南端の地である足摺岬は、ウバメガシ、ビロウといった亜熱帯の植物が群生し、特に2月にはヤブツバキが花のトンネルを作りだしてくれます。
駐車場には、日本人で初めてアメリカに足を踏み入れたジョン万次郎の像が鎮座。白亜の足摺岬灯台に向かって遊歩道が整備されています。車を降りたら、のんびり歩いて進みましょう。

道中には足摺七不思議と呼ばれるスポットが点在しているので、要チェックです。
「地獄の穴」と名付けられた小さな穴（現在は穴は塞がっています）は底が深く、灯台の下にある亀の洞と呼ばれる洞窟に続いているとか、なぜか山側にある第38番札所・金剛福寺（こんごうふくじ）に続いているなどと言われています。
ほかにも「汐の満干手水鉢」や「亀呼場」など、見どころ豊富ですので、見逃さないように目を配って。

岬めぐり観光を終えてちょっぴり脚が疲れたら、県道を7分ほど西へ歩いた海手にある「万次郎足湯」へ。駐車場があるので、もちろん車で行っても大丈夫です。
平成元年（1989年）に源泉が掘削された、ラドンを含む「あしずり温泉」の湯を引いており、太平洋の豪快な眺めを堪能しながら足湯を愉しめるのがウリ。

しかも足湯だけのための建物なのに、かなり立派な造りになっていて、雨風無縁の完全屋内足湯なのが嬉しい限りです。4つの湯舟は階段状に配置され、一度に約30人が利用可能。足拭きタオルは100円で販売しています。
どこまでも広がる大海原と白山洞門を眼下に眺め、のんびり癒されましょう。
白山洞門は高さ16ｍ、幅17ｍの大穴で、波の浸食によって花崗岩の大岩を貫通した自然のトンネルです。